企業や団体における骨髄バンクドナー休暇制度導入の推進について【熊本県健康福祉部】
- 政策・施策
日頃より、本県の移植医療行政の推進に御理解、御協力をいただき厚く御礼申し上げます。
さて、白血病や悪性リンパ腫等の治療には、抗がん剤を用いた治療(化学療法)がまず行われますが、化学療法だけで根治出来る患者は限られていることから、これらの病気に有効な治療方法として造血幹細胞移植(骨髄移植)が必要とされています。
国内で造血細胞の移植を必要とする患者は、年間2,000人以上であり、このうち9割以上の患者には移植可能なドナー候補者が見つかりますが、実際に移植に至る患者は約6割程度に留まっています。
この要因のひとつとして、ドナーとして骨髄を提供するには、検査のための通院と入院にあわせて10 日程度を要し、長期の休暇が必要なため仕事等の都合がつかず、ドナー候補者を辞退せざるを得ないことがあげられます。
公益財団法人日本骨髄バンクでは、ドナー候補者が提供に必要な通院や入院のための休暇を取得しやすくなるようドナー休暇制度の導入を全国の企業等にお願いしており、令和4年(2022年)10月現在、全国で735の企業・団体に同制度が導入されています。
つきましては、移植を必要としている一人でも多くの患者を救うため、ドナー休暇制度の導入について御理解、御検討をいただくよう、よろしくお願いいたします。
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